パートナーとの関係が上手くいってない。
職場の人間関係がギクシャクしている
私たちは全員、承認欲求を持っています。
この承認欲求が満たされると、人は自信を持ち、自発的になります。
結果として、職場や家庭が明るくなり、活気づきます。
でも実際、「承認するような事柄ってあんまりないよなぁ~。」
って、お感じの方は多いのではないでしょうか。
そんな方のために、承認力が発揮できる5つの承認力を紹介します。
結果承認とは、『出てきた結果』に対して行うものです。
「売上目標達成できてすごいね!」
「効率が上がったね!」
「100点が取れるなんて天才!」
出した結果に対して、承認するというものです。
これは承認力を発揮する側にとって、最も簡単です。
なぜならば、分かり易い結果が出ているから。
逆に、結果を出せている人にしか承認することができません。
冒頭の「承認力が発揮できない」と悩んでいる人は、
この結果承認だけを、承認だと思っている可能性があります。
また、あまり結果承認ばかりを行っていると、悪影響もあります。
「結果を出さないといけない」というプレッシャーを与えて、
結果を出せていない人を否定してしまったりする可能性があるということです。
結果承認は、もろ刃の剣であることを心得ておく必要があるでしょう。
プロセス承認とは、『そこに至る過程』に対して行うものです。
「新規訪問を1日20件やると決めて、やったね!」
「チームの活動を毎日やり続けたね!」
たとえ、新規顧客が増えなくても、製造の効率が上がらなくても。
たとえ、結果が出なかったとしても、
その人が努力したプロセス(過程)に対して、
承認することができます。
行動承認とは、『今まさに行動していること、一度でも行動したこと』に対して行うものです。
「訪問を頑張っているね!」
「プロジェクトチームを立ち上げたね!」
結果が出る前やプロセスの途中でも、また最後までやり通せなかった場合でも、
その人が起こした行動に対して、承認することができます。
意識承認とは、『意識や思考』に対して行うものです。
「訪問に対するやる気を感じるね!」
「プロジェクトを考えてくれている意欲が嬉しいよ!」
など、まだ行動に表れていない段階でも、
その人のやりたいことや思っていることに対して、
承認することができます。
存在承認とは、『その場にいること』に対して行うものです。
「あなたが居てくれて、ありがたい!」
結果も、プロセスも、行動も、意識も、
まったく関係なく、その人の存在そのものに対して、
承認することができます。
この存在承認は、人間関係のベースであり、最も大切です。
なぜならば、人は存在を承認されて、
はじめて、意識をプラスにでき、行動を変え、
プロセスを変え、結果を出せるようになるからです。
さあ、承認力を発揮しましょう!
さて、今回は5つの承認力というテーマで綴りました。
承認は、目下の人だけでなく、対等な関係の人や、目上の人にも行えます。
職場で、部下や同僚、上司、家庭で、
パートナーや子供、お父さん、お母さん。
5つの承認力を発揮して、大切な人をどんどん承認して、
信頼関係を構築しましょう。